杉玉(すぎだま、すぎたま)とは、元々は毎秋に収穫した新米で醸した新酒が出来上がる際に、「今年も新酒ができましたよ!」とお知らせする看板として普及した飾り物です。地方によっては、酒林(さかばやし)と呼ぶところもあるようです。
ヨーロッパでも同じような風習があり、ワインの新酒ができた際に、ワイナリーの入り口に木の枝をホウキのように束ねた飾りを掛けていました。一説にはシルクロードを経由して日本に伝わったとも言われており、江戸時代中期より本格的に流行しました。明治時代以降この風習は廃れ、毎年杉玉を付け替える酒蔵は数少なくなっていました。
当社は、1995年頃より杉玉(酒林)の風習を復活させたいと考え、全国の酒造会社様に対して地道な案内を始めました。折しも日本酒消費の低迷で周りに杉玉を作れる人もいなくなり、当社への製造依頼が増え始めました。以来、2017年までに大小合わせて4,000玉以上の杉玉を製作してきました。
自社保有の杉林から、原材料となる杉の枝を切り出します。
当社が独自に開発した心材に、杉の枝を一本一本植え付けていきます。
杉の枝を一通り埋め込んだ状態。密度の高さが自慢です。
クレーンで吊り下げた状態で刈り込みを開始します。
全体の形状を見ながら、真ん丸に仕上げます。長年培った技術が存分に発揮されます。
一通り刈り込んだら完成!必要に応じて、オプション品を取りつけます。
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