杉玉(酒林)とは?

杉玉(酒林)とは?

杉玉(すぎだま、すぎたま)とは、元々は毎秋に収穫した新米で醸した新酒が出来上がる際に、「今年も新酒ができましたよ!」とお知らせする看板として普及した飾り物です。地方によっては、酒林(さかばやし)と呼ぶところもあるようです。

 

ヨーロッパでも同じような風習があり、ワインの新酒ができた際に、ワイナリーの入り口に木の枝をホウキのように束ねた飾りを掛けていました。一説にはシルクロードを経由して日本に伝わったとも言われており、江戸時代中期より本格的に流行しました。明治時代以降この風習は廃れ、毎年杉玉を付け替える酒蔵は数少なくなっていました。

 

当社は、1995年頃より杉玉(酒林)の風習を復活させたいと考え、全国の酒造会社様に対して地道な案内を始めました。折しも日本酒消費の低迷で周りに杉玉を作れる人もいなくなり、当社への製造依頼が増え始めました。以来、2017年までに大小合わせて4,000玉以上の杉玉を製作してきました。



杉玉ができるまで

1.原材料の切り出し

原材料の切り出し

自社保有の杉林から、原材料となる杉の枝を切り出します。

2.原材料の植え込み

原材料の植え込み

当社が独自に開発した心材に、杉の枝を一本一本植え付けていきます。

3.植え込み完了

植え込み完了

杉の枝を一通り埋め込んだ状態。密度の高さが自慢です。


4.刈り込み

刈り込み

クレーンで吊り下げた状態で刈り込みを開始します。

5.仕上げ

仕上げ

全体の形状を見ながら、真ん丸に仕上げます。長年培った技術が存分に発揮されます。

6.完成

杉玉の完成

一通り刈り込んだら完成!必要に応じて、オプション品を取りつけます。



杉玉(酒林)のご注文、お問合せ、その他ご不明な点があれば、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にお問合せください。

TEL:058-252-5502